06. Black Rain (1989) / ブラック・レイン

『ブラック・レイン』(Black Rain)は、1989年公開のリドリースコット監督のアメリカ合衆国の映画である。大阪の街を舞台に日米の刑事たちが協力してヤクザと戦う物語を描いた。豪華な日本人キャストでも話題になった。劇場映画作品としては松田優作の遺作である。

 ・ Youtube : Black Rain (1989) / ブラック・レイン(字幕版)

Black Rain (1989) / ブラック・レインのあらすじ

ニューヨーク市警殺人課の刑事ニック・コンクリン(マイケル・ダグラス)は妻と離婚し、その子供の養育費を稼ぐのに日々苦労していた。そして、彼は麻薬密売事件の売上金を横領した嫌疑をかけられ、内務捜査官たちから査問を受けていた。そんなある昼下がり、ニックと、同僚のチャーリー・ビンセント(アンディ・ガルシア)は、レストランに居た日本のヤクザの幹部と子分を、もう一人のヤクザが刺殺する現場に出くわす。追跡の末に男を逮捕するものの、日本国内での犯罪で指名手配されていたため、その男・佐藤浩史(松田優作)を日本に護送することになった。

佐藤を護送する任に就き日本まで向かう二人だったが、到着した先の空港で警察官を装った佐藤の手下たちに佐藤を引き渡してしまう。権限がないにも関らず、強引に大阪府警の捜査に加わろうとするニックとチャーリーだが、刑事部長の大橋警視はそれを許さず、二人の銃を押収した上で松本正博警部補(高倉健)を二人の監視役につけた。ニックとチャーリーは松本から佐藤に関する情報を受け取る一方、佐藤のアジトに突入する大阪府警の捜査に強引に参加し、松本は大橋に監督不行き届きを叱責される。ニックは佐藤のアジトからくすねたドル紙幣を燃やし、紙幣が偽札であることを突き止め松本に知らせようとするが、証拠品を盗んだことを咎められ険悪な状態に陥ってしまう。
しっくりこないニックと松本の関係を修復しようとチャーリーがクラブで仲を取り持とうとするが、ニックは佐藤への執着から一人席を外し、クラブ・ミヤコ外人ホステスのジョイスへ情報収集のため近付く。クラブ・ミヤコの帰り道、ふとしたことからニックはチャーリーとはぐれてしまう。チャーリーは自分のパスポートをコートごと暴走族に奪われたことで、佐藤の罠にはまる。そして佐藤は自分を逮捕したことへの復讐として、ニックの目の前で相棒のチャーリーをなぶり殺しにする。ニックは佐藤への復讐を誓い本格的に佐藤を追うことになる。
事あるごとに反発し合うニックと松本だが、やがて捜査を進めていくうちに信頼関係が生まれていく。捜査を進める内に偽札製造を巡る抗争が背景の事件であり、それが親分である菅井と、元子分で新興勢力の佐藤との抗争でもあることが判明していく。ニックと松本は再び佐藤のアジトを捜索し、クラブ・ミヤコのホステスの影が見えるようになり彼女を尾行。銀行の貸金庫から”ある物”を取り出し、尾行をまく工作をするもののニックにあっさりと見破られ空港でのニセ警官の一人を見かけ、その男を尾行することにする。ニックは佐藤と菅井の会談現場を目撃し、佐藤を後一歩まで追い詰めたものの、大阪府警に邪魔された上、取り逃がしてしまう。その上ニック自身勝手な行動をしたということでアメリカへ強制帰還させられることになり、松本も停職処分を受ける。
佐藤への復讐を諦めきれないニックは出発直前の飛行機から脱走し、松本のいる家へ向かい再び捜査をしようと持ちかけるが、「組織人として、これ以上は協力できない」と断られてしまう。そこでニックは、ジョイスから菅井に接触するための情報を得た後、佐藤逮捕のための協力を菅井に申し出る。菅井は佐藤と手打ちになったことを理由に申し出を断るが、「個人である自分が、相棒の復讐のために勝手に佐藤を抑える」と条件を付けたことで、ニックを手打ちの会談場所である郊外の農場に連れ出す。ニックは周囲の森に身を隠すが、そこに松本が現れ協力を申し出る。そこでニックは、佐藤が周囲に子分を配置して菅井を殺そうとしていることを知る。
佐藤は手打ちの場で菅井を襲い、それを合図に子分たちが菅井の子分と銃撃戦になる。ニックも会談場に乗り込み、逃走する佐藤を追跡する。ブドウ畑で佐藤を追い詰めたニックは格闘戦の末に佐藤を逮捕して松本と共に大阪府警に連行し、二人は大橋から表彰される。松本はニックを空港まで見送り、彼の息子宛てに土産を手渡し、ニックもお返しに松本の息子宛ての品を手渡し、搭乗口に向かう。松本がニックの土産を開けると、箱の中には行方不明になっていた偽札の原板が入っていた。

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